教員がUniversity of the peopleで大学院生になってみた2

どうもアーリーです。現在、私は教員をしながら、University of the peopleでMaster of Educationを学んでいます。


日本の先生たちも、もっともっと世界で学ぶということをしてよいと思っています。そのための情報発信をしたいと思い、このブログを書いています。


https://simonebiles.uopeople.edu/より引用




そもそもUniversity of the peopleとは?


授業料無料で、完全オンラインで運営されるアメリカの大学です。非同期型のオンラインかつ、無料で運営することで、貧困地帯も含めた世界中に高等教育を提供することを目指しています。


詳しくは、以下のブログが参考になりますよ。

無料のアメリカオンライン大学University of the peopleとは?【まとめ】


そこが、インターナショナルスクールで多く採用されているIB(国際バカロレア)と提携して、Master of Educationプログラムを提供しているわけです。それを見つけてから、2020年6月に実際に申し込んでみて、現在に至ります。




オンラインの授業ってどんな感じ?


University of the peopleの学期は8週間で1学期です。それが年間5学期あります。私は6月の5学期から入学をしました。授業はすべて非同期型のオンライン授業です。世界中で同期型をすると大変ですからね。毎週、アメリカ時間の木曜日から課題が出て、それを1週間でやって、水曜日までに提出するといった流れです。私がいるのはMaster of Educationなので、そこでの話を共有しますね。(※まだ1学期終わっただけなので、今後情報が増えればアップデートします)


新入生は、最初の学期は勝手に2コースに登録されています。そして、事前のオリエンテーションでは、1コースにかける時間の基本は1週間で15時間と言われます。


そこで気づくわけです。


ん?今の仕事をしながら、1週間に30時間?1日4時間!?? 




さすがに無理です。なので、すぐにコースを1つ取り消しました。それで1コースに集中して取り組むことに。。。戦略的撤退だと主張しました。



毎週の課題は、

  1. Reading assignment

  2. Discussion Forum

  3. Written Assignment

  4. Portfolio Activity

  5. Group Activity

この5種類があります。

Group Activityは3週間がかりで、1学期に1つだけ、あとはほぼ毎週、全種類の課題が出ました。



1.Reading assignment


これは、いわゆる読んでおいてねという課題です。だいたいWebサイトかPDFで、10個くらい毎週出ます。それにYouTubeの動画が2つか3つくらいでした。入学時に英語力の確認があって、TOEFLのスコアは提出していましたが、英語でここまでの量を読むのは、私にはまだまだ慣れない経験でした。毎週、読むのだけで必死でした。。。木曜日に毎週のお題が出ますから、私は日曜日をフル活用してやっていました。(※DeepLに手伝ってもらったのは秘密です。DeepLを知らない方はぜひとも検索してみてください。Google翻訳よりもお勧めします。)



2.Discussion Forum


これは、Reading assignmentに関することをインストラクターが質問するので、掲示板に自分の意見を投稿するという課題です。評価基準(ルーブリック)が示されていて、それを満たすように書かないといけません。そして、他の人の投稿に対して、評価をして、返信コメントを返すというのを、最低3人に対してしないといけません。しかも、他の人の投稿は自分が投稿するまでは見えない仕組みになっていますから、とりあえずの自分の意見はきちんと自分で考えなくてはなりません。私は日曜日には投稿するようにしていましたが、中には金曜日には毎週長文で投稿している生徒や、毎週火曜日の夜になってやっと投稿するような生徒もいました。



3.Written Assignment


これが一番辛かったです。。。毎週A4で3枚程度のレポート課題です。インストラクターの出すReading assignmentに関連した質問に答える形でレポートを書きます。私はAPAフォーマットって何?という状態だったので、最初は困りました。。。毎回、IBとどのように関連しているかということも含めて書くことが評価基準にも入っています。書いたら、次の週に匿名で他の生徒に送られて採点されます。もちろん、私も他の生徒の分を3人分評価しなくてはなりません。このように相互評価で成り立っていくから、授業料が無料になるんですね。



4.Portfolio Activity


いわゆる1週間の振り返りです。これは分量は自由ですが、だいたいA4で1枚くらいでしょうか。この課題は直接インストラクターにわたり、評価がされます。毎回フィードバックがもらえます。


5.Group Activity


非同期型のオンライン授業でもグループ課題があります。今回はプレゼンテーションを作成するということでした。3週目で、生徒たちは4人グループに勝手に割り振られます。そのグループで3週間かけてスライドを作成します。私のグループは、リーダーとなる人がWhatsAppでみんなとつながって情報交換をしながら、Googleスライドを共有して、まとめていくという感じでした。非同期なので、自分の役割の場所をやって、それをみんなにあわせて手直ししていくという感じでした。リアルタイムの会話は一度もないままでした。






どんな人が学んでいる?


私が今回とった授業では、10数名いましたが、全員が現役の教員でした。アメリカ、スコットランド、インド、イギリス、マレーシアなど、世界中から先生たちが集まっているんだなと感じました。教えている学校は、小学校から高校、語学学校などバラバラでしたね。





やっと成績がつく


そして、私の初めての学期が終わって、成績がつきました。GPAという数値で出てきて、それが2.67を超えていないと、すべての単位をとっても修了することが出来ないようです。私は最初はレポートの書き方などで、うまく点数がとれませんでしたが、途中からは安定してきて何とかギリギリ9割の成績でした。最初にしては頑張った、自分。褒めてあげようということで、ブログを書くことにしました。(単位を落としたら、静かにフェードアウトしますね)




ほんとに無料なの?


学位をとるのには、 Assessment Feeというお金がかかります。認定料のような感じでしょうか。1コースあたり200USドルです。終了するまでのトータルで、3,180USドルかかります。支払うと、「このfeeも払えずに教育を受けられない人もいます、Pay it Forwardだよ」と言われます。




まとめ


毎週日曜日を使って、これからも続けていくのかと思うと、かなり毎週の努力を継続することが必要そうです。。。しかし、教育学について色々なバックグラウンドをもつ教員仲間の意見を聞きながら学ぶという経験は、非常に貴重です。もちろん、実践の場から学ぶのも一つですが、学術的に学びなおすことには、自己研鑽の価値があると感じています。これからも、振り落とされないようについていきたいです。


そして、読んでくださった先生方、子どもたちに対して学ぶことを語るには、自分が学び続けないといけませんよね。私はこのような形で実践しています。このことが少しでも参考になればと思います。何かあれば、HPのお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。


それでは!



前の記事では、入学時の思いを書いています。

教員がUniversity of the Peopleの大学院生になってみた



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