31回 授業参観の方法

 子どもたちが、進学先を選ぶために学校見学に行くと、その学校の授業を見ることができるはずです。また、保護者の方も、お子さんの学校の授業参観に行かれることがあると思います。今回は授業を見るときに、私は何を考えているかという話をしましょう。



 最初は、先生が子どもをどの程度見ているかに注目します。この先生は、子どもたちの表情の変化や、小さなつぶやきに、どの程度気づいているか。そして、それに対してどのように対応しているかを見ます。先生が活発に発言する子を見るのは、当たり前です。しかし、授業時間は活発に発言する子のためだけにあるのではありません。静かに座っているような子どもからこそ、小さな反応を見つけてあげることができている先生はよく子どもたちを見ることができています。



 日本で、協働型学習を早い段階から研究されていた佐藤学先生の公開授業研究会に何度か参加しました。佐藤学先生は、公開授業の50分間、ずっと子どもたちの方を観察されていました。そして、「先生のこの発言に対して、このような反応をした。」「グループワークで隣の子に、このように説明した。」「手を上げようとしたが、すぐにやめてしまった。」などと、子どもたちの活動が起こった理由を、授業後の研修会で話されました。



 このように、ちゃんと子どもたちの方を見ることができる、小さな反応にも気づくことができる先生の授業がよい理由は、子どもたちの成長に焦点が当てられているからです。自分がどう教えたかよりも、子どもたちがどう成長したかが大切にされています。そのため、子どもたちにとっても学びが増え、楽しい授業になるのです。



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