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15回 Howで考える

Why?


 期待した結果を得られなかったときに、「なぜ私は、、、」と、Why型で考えていませんか?出来なかったことに理由を求めて、次回はよい結果を得ることだけに集中してしまう。このように考えてしまうと、どんどんと結果だけを見てしまうようになります。しかし、どんなに頑張ったとしても、いつもよい結果が得られるわけではありません。結果だけを見て、Whyと考えてしまうと、やってもできなかったという経験を積み重ねるだけになる危険があります。それが繰り返していくと、「どうせやっても出来ないから、やらないほうがいいや」、「自分の能力はこの程度だから、目標もこの程度にしよう」と、低い目標を設定し、それ以上伸びることを求めなくなります。



How?


 しかし、Howで考えると、全てが前向きになります。結果だけでなく、結果に至った過程をきちんと分析して、「次はどうすればいいだろうか」ということだけを考えるようにします。そうすると、新しい行動を起こすことができます。しかも、Howで考えていると、結果がよかったとしても、それに対して満足することなく、次は何ができるだろうと、さらなる成長を考えることができます。当サロンが大切にしている主体性を養うことの中心となるのは、このHowという思考法です。どれだけ無謀に思える目標ですら、ひとまず立ててみる。そして、そのためにどうすればよいかを本気で考えるだけです。理想と現実のギャップを埋めるために、行動をしていけばよいのです。



やってみたら?


 私が、自分の人生において、ラッキーだなと思うことは、いつも「それいいんじゃない、やってみたら。」と言ってくださる上司や仲間がいたことです。日本の学校で留学や体験プログラムを企画した時も、シンガポールでグローバルクラスを始めた時も、現在の学習サロンを起業しようと思った時も、私を認めてくださる人の存在によって、助けていただきました。このことは、子どもたちにとっても同じではないでしょうか。「やってみよう」「それいいね」という人が近くにいてくれる。それだけで行動することができることもあります。Whyではなく、Howで、どうすればよりよく成長できるのかを考えて、子どもたちを支援していきましょう。


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