書籍名
FACTFULNESS: 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
著者
ハンス・ロスリング, オーラロスリング, アンナロスリング・ロンランド
翻訳
上杉周作, 関美和
出版社
日経BP社, 2019
この書籍名を見て、読んだことがないという人は、とりあえず以下の小テストをしてみてください。
この本で書かれていることは、ちゃんとデータを見て、世の中を判断しましょうということです。
どうしても人は、一度抱いたイメージに縛られることがあります。
それは、世界の見方にも影響をしています。
例えば、中学校の地図帳などや、日本のテレビばかりを見ていると、そこで映し出される東南アジアや、アフリカの姿は、いまだに貧しかったりします。
でも、現在は多くの人がスマホを持ち、日本と見間違うほどの大都市もあります。
世界の平均寿命も、貧困の人の数も、確実に以前よりも改善しています。
私たちは、最新のデータを見て、物事を判断しなければなりません。
これから大人になっていく中高生は、特にそのことをやらなければなりません。
そんなことに気づかせてくれるのが、この本です。
親の世代が中高生だった時の日本・世界と、現在の日本・世界は大きく変わっています。
だから、昔のアドバイスをそのまま聞くのは危険です。
自分で現在のデータを調べるか、きちんと現在の世の中を見ている人のアドバイスを聞くべきです。
この著者のTEDトークも面白いので、ぜひとも見てみてください。
こんなプレゼンしてくれたら、楽しくて仕方ない。
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