2020年2月14日

30回 一歩踏み出す手助けを

 どんな子だって、やりたいことはあるはずだ。子どもたちにとって、やりたいことの後押しを出来る人でありたいと思いやってきた。

 例えば、ギターと歌が大好きで路上ライヴをしていた生徒を学校のプロモーションビデオに出演させたり、ゼロから中学テニス部を作りたいという生徒たちにすべて自分たちで考えさせて部活動を運営させたり、ヴィクトリアシークレットのショーに感動を覚えた生徒を元ミスユニバースジャパンの方にお願いしてファッションショーに出して頂いたりと、行動したいと思っている子どもたちが最初の一歩を踏み出す手助けをしてきた。

 結局、最初の行動ができたとしても、その後の行動を続けるのは子どもたち次第だし、その行動がそのまま将来につながるかどうかなどは保証できない。それでは、何も行動しないほうがよいかというと、そうではない。それでも、一歩動いてみることは非常に大切だ。なぜなら、一歩動いた後の自分は、それをする前の自分よりも確実に成長しているからだ。正直なところ、成長したという勘違いであったとしてもいい。どんどんと、勘違いはするべきだ。なぜなら、その勘違いにより、次の行動が起こる可能性があるからだ。

 何かやる前に悩むのではなく、何かやりたいと思ったら、やることが大切だ。もしも迷った時は、後押ししてくれそうな人に相談するほうがよい。日本人の傾向として、何か新しいことをやるという相談を受けたら、失敗することばかりを話して、それをやめさせることの方が多い。だから、相談は後押しをしてくれそうな人を選んで相談すること。とくかく、やってみよう。

 

 シンガポールで、何か行動したい人はいつもで遊びに来てください。一緒に新しいことに挑戦してみましょう。